十年一昔。と言いますが、染織作家・吉田美保子さんと知り合って早15年。
とある展示会で作品を発表されていたところに私が訪問したのが、知り合うきっかけ。だったのですが。

今現在裂き織布を作って服作りをしている我が母が、元々綿から糸を紡いで丹波木綿を織って居るのを日々見てきた私としては、主婦でなく織物をしようとしている、しかも個人事業として。という話を聞いて、驚いたわけです。

織の世界は着物の世界の縮小に伴って、ハッキリ言って斜陽産業。

布染めではなく、しかも織。その世界の恐ろしく厳しい世界を、人間国宝さんたちに指導を受けての母の話を聞きまくって育った私は、マジで。と思ったわけです。

話を聞けば、別にお嬢さん商売という訳ではないようで、、この人ホンキや。

知らないが故の、スタート。というのもあったのかもしれませんが、丁度その展示会で見た作品は、美保子イエローといっても良いレモン色の着尺。彼女独特の「色」の世界が、初々しく香り立つようだったのが忘れられません。

その後は作家同士としてのお付き合いを続けていたのですが、出産後育休中だった2010年のある日連絡が。

なんと銀座で個展をすることになったので、コラボレーションで鞄作品を何点か作成をしたいのだが、如何だろうか。という提案。しかも和装にコーディネートする前提なので、竹細工の作家さん・吉田佳道さんも誘って三名コラボにしたいという企画。

不思議に竹の吉田さんものってくださり、5点限定作成でこの贅沢なコラボ鞄の制作を担当することに。当時は我が娘もまだ0歳で、これが実質出産後の仕事復帰の最初の作品づくりとなったのでした。

someoriyoshida(染織吉田)さんとのコラボバッグ・プロジェクト 
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