**現在革製品修理店コモノは閉店。資料として旧コラムページを転載しております**

1・靴屋の世界と靴各部分の名称の話

靴は大きく分けて足を入れる部分(製甲・アッパーと呼ばれる)と底(中底と本底・ヒール部分)に分かれます。
凄く簡単に言うと、それぞれを作り合体させて一足の靴が出来上がります。


靴屋の世界は完全分業で製甲部分を作る職人、底をつける職人(「底付け」という)・紙型・木型、それぞれ専門職となります。
量産を前提にしたシステムなので、企画(展示会サンプル作成)職人と量産の職人は別です。
ついでに言うと革靴の世界とケミカルシューズ(ゴム底のベタ底スポーツシューズ)、特にヒールの高さのある婦人物と紳士靴の世界は全く違います。


当店の職人の本業は婦人物革靴・製甲の企画職人(展示会用のサンプル作成専門)です。
永らく日本を代表するデザイナーさんのファッションショーの靴の製甲等手がけてきました。 (大昔ですが美智子皇后の靴を作った時は手袋を嵌めて作ったとか言ってました)
本来なら紙型とか底付けとかは出来ない筈なのですが、趣味で(?)友達の底付け職人に教わりながら作っているうちに出来るようになってしまった凄い人です。


たまに修理を重ねた靴を当店でお預かりした時に驚く事があります。
靴製甲部分のほつれを手縫いで縫ってあってさらに傷を深くしてしまっていたり、 上から「のり」で貼ってあるだけですぐはがれる事が予想される間に合わせとしか思えない直し方であったり。
製甲(革の部分)を直すには靴作成の専門の技術が必要です。
靴の製甲部分は結構歩く時に力がかかるので、ちゃんと作らないとすぐ壊れるまさに職人技の世界なのです。
ファスナー外れの直し等製甲に関する修理でしたらまず間違いが無い、自信のある分野ですので是非お任せください。


靴コラム1

靴コラム2

靴コラム3

靴コラム4

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