コ・モノとは、2004年から善林英恵(ぜんばやしはなえ)が行っている服飾小物のブランド名です。

作家として作品発表をスタートした当時から、服飾デザイナーのイメージワールドを表現する為のブランドというファッションの社会構造そのものに疑問を感じ続けてきました。

各個人が自分を表現するための服や小物としての商品ではなく、デザイナーが作り上げた仮想のイメージを消費させるためのシステム。シーズン期間とされる三箇月を過ぎたらゴミ同様に扱われる、膨大な労力と資源を費やされて作られる物たちは、一体誰のために作られているのか?

客体不在のモノではなく、必要とされるものを作りたい。

co-monoは、cooperationやcorporationのcoにmono(物・モノ)の意味です。お客・店、それぞれの立場で協同で形を作るmono(物)を作れないか・・という思いから名づけた名前です。

目差して居るのは、明治以前の職人達の物づくりのように、消費者であるお客様自身の表現したいイメージを形作るために技術を提供するという立場。作り手としての有り様の究極は「名無き世界」であり、作ったものが消費尽くされる事。

誰々作であるという事そのものを消費することに魅力を感じない作り手としては、自分をブランド化しなければ生活が成り立たない今現在の時代は、非常にジレンマを含んだものでもあるのです。

 

Profile

京都市立芸術大学美術科を卒業後、ファッションの世界を目差して東京へ。
文化服装学院服飾研究科卒業後に靴製造メーカー工場勤務を経て靴デザイナーをしながら、平田暁夫帽子教室にてオートモードの技術を習得。

Akio Hirataの革・毛皮の帽子制作、かごバッグデザインで一世を風靡したインディーズ鞄ブランド「エバゴス」の立ち上げ時からの量産バターン・製造職人を経て2004年より自分の帽子ブランドCo-monoをスタート。

2009年出産後、2011年京都市に移住。
2015年シンプルライフ研究所 http://zisoku.com サイト開設。洋裁教室コモノにて洋裁を中心とした「ものづくり」の根本を教えつつ、作品制作を続ける。

2017年より染織作家・吉田美保子さんのsomeoriyoshida(染織吉田)とのコラボレーション鞄制作開始。
2018年夏至より、アートユニット「雪柳庵」プロジェクト開始。

最近の個人作家としての制作の動向は、FBページ:帽子革小物コモノにてチェックを。